ダンの日常2

黒歴史を塗り消すために新しいブログを始めます

アメリカに行ってVision Proを買ってきた

最近アメリカに行く話ばかり書いてきました。アメリカ三部作は今回で完結です。

 

第一部: アメリカに行きたい - ダンの日常2

第二部: アメリカに行くのは大変 - ダンの日常2

番外編: パスポートは5年派 - ダンの日常2

第三部: この記事

 

Vision Proを買いにアメリカへ

ずっと噂されていたApple製のゴーグル型新デバイス、2023年のWWDCでついに発表されました。WWDCでAppleが見せてくれた世界はとても素晴らしく、今すぐ使いたいという気持ちにさせられました。しかし、発売はアメリカから。それ以外の国は2024年中に、とのこと。

しばらく経ち、2月2日が発売日に決まり、当初の予定通り発売はアメリカだけです。もちろんアメリカに買いに行くことは考えたのですが、あまり海外旅行が好きじゃない僕は乗り気にならず、発売日に手に入れることは諦めました。ただしその後、Xなどで使っている様子を見たり、実際に在庫があることがわかってきて、今すぐ手に入れたい気持ちになってきました。この辺りは第一部で詳しく書いています。

最速で2月17日に出発しようと決めました。実際にVision Proを予約したのは2月14日、パスポートを受け取ってESTAが承認されたのが2月16日、実際に出発したのは2月17日です。もし2月15日の24時までに予約ができて、全ての段取りが準備できたら一緒に行こう、と id:Econa77, id:about_hiroppy と話していました。実際に全ての段取りができたのは日本時間の2月16日の15時くらいだったのですが*1、友達2人も遅れてVision Proのピックアップ予約に無事に成功し(実際は失敗していたのですが・・・)、友達2人と僕の3人パーティでホノルルに行くことに決まりました。

当初は僕と友達2人は別の飛行機でハワイに向かい、現地で合流する予定でした。直前だったため、僕が予約した航空会社のチケットが友達が予約するタイミングでは値上げしていたのが理由です。しかし予定はそううまく行かないもので、僕の航空券が紙切れになってしまい、3時間前に友達2人と同じ航空会社の航空券を取り直しました。なので、同じ飛行機で仲良く3人ホノルルへ1泊3日の弾丸Vision Proを買いに行くことになります。この辺りで何があったのかは、第二部に詳しく書いています。

 

入国審査とApple Storeへ

色々ありましたが、無事に飛行機はホノルル空港に着陸しました。外国の空港に着陸したらまずやること、それは、入国審査ですね。*2

しばらく列に並んだ後、入国審査官に呼ばれ、窓口に向かいます。Passport と言われ、パスポートを渡します。次に言われたのが、Mokuteki? でした。

モクテキ?知らない単語だ?何を言っているんだ・・・?あれ、もしかして、目的・・・? と、悩んでいたら、カンコウ?と、言われ、日本語で話されていることを理解しました。そして首を縦に振り、日本語で答えればいいのか英語で答えればいいのかわからないまま入国審査が始まりました。

その後も終始日本語で質問を受け、こちらも日本語で答える、という、予想していなかった入国審査です。ヒトリ?と聞かれて、友達と来たといい、いつ帰るのかという質問に明日帰ると言うと少し驚かれましたが、特に突っ込まれはしませんでした。

一緒に行った3人のうち、僕が最初に入国審査をしたのですが、後ろの2人も同じ入国審査官のところにつき、僕と同じかと言われて、それにはいと答えると質問がだいぶ省略されて、すぐに終わったらしいです。僕も2番目にすればよかった。

外に出ると、ちょうど良い過ごしやすい気温に感動しました。他に行くところもないので、予約の時間には少し早いですが、UberでApple StoreのあるAla Moanaに向かいます。

Apple Storeと購入失敗・・!?

早めにApple Storeへ向かったのは理由があって、僕はストア受け取りのQRコードが送られてきていたのですが、友達2人分のはまだだったのです。せっかくハワイまで来て受け取れないのは悲しすぎる、ということで、早めにApple Storeへ。

まず、友達2人分のQRコードが届いていない分について聞いてみます。ストアの店員に聞くと、サポートまで電話してほしいということでした。どうやらエラーで購入のフローが途中で止まってしまっているようで。海外で・・・電話・・・?英語で・・・?

運よく id:Econa77 がソフトバンク回線で、アメリカ放題があるので電話をすることはできるようでした、英語での電話は id:about_hiroppy に任せて、色々とやりとりをしてもらいました。

その間に僕はデモをしてもらい、無事に自分のVision Proを手に入れました。デモの最中に、Vision Pro越しに id:Econa77id:about_hiroppy が見えました。後で聞くと、日本で予約した分はキャンセルして、ストア在庫を購入するようにしたのだとか。いろいろありましたが、無事に3人とも実機を手に入れられたのでよかったですね。

 

デモの様子

さて、Vision Proをストアで購入すると、デモを通してフィッティングをしてもらいます。1on1の形式で、ソファーに座って行います。持ち方や、操作方法などを教わり、いざ、Vision Proの世界へ。

話には聞いていましたが、本当に違和感がなく周りの様子が見えます。周りには普通の世界が広がっているのに、ウィンドウを自由に配置できる、これだけで感動です。

デモは、まずはブラウジングからです。ウィンドウを空間に配置して、サイズを自由に変えたりするところから始まりました。その後は写真アプリで写真、パノラマ、空間フォトと空間ビデオを見せてもらいます。パノラマはVision Proで見ると圧巻ですね。もっと昔から撮り溜めておくとよかったと軽く後悔します。Vision Proはデフォルトだと周りを確認できますが、デジタルクラウンを回転させることで周りの風景を変更し、没入度を高められます。イメージ的には、VRの世界とARの世界が連続的につながっていて、自由にどちらにするか、どれくらいの割合にするかを変更できる感じです。Vision Proの中ではEnvironmentsと呼ばれていて、それの操作方法も教えてもらいました。

最後はApple TVでの、Immersive Videoです。これもすごい。今まで体験したことがないようなコンテンツです。まるで自分が撮影された空間の中にいるようでした。このようなコンテンツで溢れる未来がいつか来るのでしょうか。これは体験してもらうしかないと思うので、ぜひ、アメリカのApple Storeでデモをしてみてください!

ホテルにチェックインしてVision Pro

紆余曲折ありましたが全員Vision Proを手にすることができました。ハワイの最高の気候の中でやることは一つ、ホテルにチェックインしてVision Proを触り尽くすことですね。

Uberでホテルにチェックインし、Vision Proをみんなで触りまくります。

友達2人は色々あった末、デモができず購入していたので、デモの内容を僕が共有したりしていました。

そのあとは、MacのディスプレイをVision Proに映し出すVirtual Displayを使ったり、Personaを作ってFaceTimeしてみたり、色々遊んだ後、ハワイの街に繰り出すことにしました。

ハワイの街へ

さて、せっかく来たハワイ、楽しみましょう!僕は初めてのハワイです。

街に繰り出して思うことは、まず、日本語がめっちゃ書いてある!!ここは日本か!?ってくらい日本語が書いています。しかも、日本のお店もたくさんある。丸亀製麺やつるとんたん、牛角などなど、聞き覚えのあるお店がたくさんです。一番印象に残っているのは、ステーキの田中さんです。

jp.tanakaoftokyo.com

その次に感じたことは、異常に高い・・・!僕は昔の癖が抜けず、ドル円の計算は頭の中では1ドル100円で計算されています。1ドル100円だとしても、日本の基準からするとちょっと高めかな・・?という感じなんです。今現在、実際は1ドル150円なわけなので、日本の感覚からすると2倍から3倍するじゃん・・・という感じです。ペットボトルの水は3ドルだし、歯ブラシは5ドルです。ご飯は20ドル〜という感じですかね。

高橋果実店でシャーベットを食べたり

Henry’s Place (高橋果実店) - ワイキキ/フルーツパーラー | 食べログ

ファイヤーグリルでステーキを食べたり

TR Fire Grill Waikiki - ワイキキ/アメリカ料理 | 食べログ

ロコモコ丼を食べたりしていました。

Hideout at the Laylow - ワイキキ/アジア・エスニック | 食べログ

参考までに、このロコモコ丼は24ドルです。

アメリカなのに食べログがあるのはさすがという感じですね。コナコーヒーも飲んだのですが、写真がありませんでした。せっかくハワイに来たのでハワイの海水に触っておきたい、ということで、ビーチにも行って水にタッチして帰ってきました。

日本へ

さて、日本に帰る時間がやってきました。あれ、まだ入国して1日しか経っていないような。ハワイの街を名残惜しみながらも、どんどん空港が近づいて行きます。

入国に比べて出国はあっさりしていますね。サクッと手続きを終え、麻薬探知犬?に匂いを嗅がれながら、保安検査を終えます。免税店などを散策しながら、飛行機が飛び立つ時間まで待ちます。

日本からアメリカに行く時の飛行機は、偏西風の影響で、行きは早く、帰りは遅いという現象が発生します。ハワイの場合、行きは7時間で帰りは10時間です。10時間座りっぱなしはきつすぎる・・!きつすぎますが、耐えるしかないですね。それにしても10時間は長い。事前にダウンロードしておいた本は読み終えてしまい、機内コンテンツも目ぼしいものは行きで消費し尽くしていて、最後の方はひたすらフライトマップを見ていました。常に日本に向かって進捗し続ける様子を眺めているのは安心しますね。

そうこうしているうちに、着陸です。

羽田から京都へ

羽田に着陸しましたが、僕の家は京都にあるので、移動しなければなりません。友達と品川でご飯を食べ、東京に一泊するか新幹線の終電で帰るかを悩んだのち、終電で帰る方を選びました。疲れ果てていたのでグリーン車へ。それでもとても眠く、泊まって明日帰ればよかったと後悔します。考えてみると、日本時間の23時は、ハワイの時間では28時。飛行機では寝なかったので、体感的には朝の4時まで起き続けている計算になります。しかも時差ぼけで早起きをしていたのでさらに眠い。Apple Watchの睡眠トラッキングによると、この日は24時間くらい起き続けていたことになるようでした。

東京から京都に移動中、技適の特例制度の届出を出しました。その後は家について、一瞬で寝てしまいました。

Vision Proのある世界

さて、なぜアメリカに行ってまでVision Proを買う必要があったのでしょう。経済的なことだけを考えるなら、絶対に日本で出るのを待った方が良いことは間違いないでしょう。僕のVision Proを買った時のクレカの手数料込みの金額は、1ドル154.046円換算で、564,404円。それに輸入消費税として、3万円かかっているので、60万円です。おそらく日本で発売する時にはもう少し安い値段で販売されるのではないでしょうか。日本で発売される頃にはドル円が130円になっているかもしれないですしね。それに加えて航空券だったり、現地の高い物価での生活費などもかかります。

それでもVision Proを今すぐ買いたいと思ったのは、未来を体感したいから。AppleはこれまでMacでパーソナルコンピューターの、iPhoneでモバイルの未来を切り開いてきました。僕はMacintosh発売の頃はまだ生まれていないですし、iPhone発売の2007年は中学生で、まだプログラミングを始めてすらいませんでした。MacやiPhone発売時の熱狂を体感できていないのです。今の僕はすっかりAppleファンで、新しいApple製品はなんとしても発売日に手に入れたいと思うようになっています。WWDCや新製品発表会は必ずリアルタイムで見るようにもしています。

WWDC23で発表されたVision Proは、未来を感じさせるものでした。全く新しい体験と、それに最適化されたインターフェース。そして新たなコンテンツの可能性の広がりも感じます。空間コンピューティングという概念も提唱していて、空間コンピューティングに関するWWDC23のセッションはどれも素晴らしいものでした。まるで10年先の当たり前を見せられているような感覚です。

実際に空間コンピューティングが10年先の当たり前になっているかどうかはまだわかりません。ただ、その可能性は十分に考えられるでしょう。10年が数十万で買えるなら安いものです。Appleファンとしてはもちろん、ソフトウェアのデベロッパとして、リアルタイムでこの大きな変化を体感することは大きな意味があると確信しています。

実際にVision Proを使っていると、WWDCで見た世界がそのまま広がっています。そして、動画で見ているだけでは分からなかったまだ足りない要素も見えてきて、ソフトウェアで解決できることはまだまだありそうという可能性も感じます。エンジニアとして、この新しいプラットフォームを最大限活用できるような新しいプロダクトを考えることができるというだけでもワクワクしますし、純粋にこれからの進化も楽しみで仕方がありません。

なぜわざわざアメリカに行ってまでVision Proを買うのか?という問いに対しては、もし僕が2007年に戻ったとすれば、今すぐアメリカにiPhoneを買いに行くから、と答えます。当時誰も考えていなかった未来の当たり前を体感できるチャンスなんて滅多にありません。このビッグウェーブに乗るために、僕はアメリカに行ってVision Proを買ってきました。

*1:ハワイ時間で言うと2月15日の20時くらいなので多分セーフです

*2:実際は世界どこでもギガを有効にした方が先だったけど