そすいさんぽ完全制覇の日記です。前回、前々回と、琵琶湖から宇治川までを歩く大津-鴨川コースと鴨川運河コースを歩いてきた様子を書きました。
琵琶湖疏水はこれ以外にも、蹴上のあたりで北に分岐して京都市内に水を送る、疏水分線というものがあります。今回歩いた疏水分線コースは、その疏水分線沿いに作られた散歩道です。
琵琶湖から宇治川まで歩いた翌日、一晩寝たら歩けるくらいには足の痛みや疲れも回復してきたので、疏水分線コースの開始地点まで向かうことにします。地下鉄で蹴上駅まで。蹴上駅は動物園仕様になっていました。
疏水分線コースは蹴上駅のすぐ近く、昨日も見たねじりまんぼからスタートです。
少し歩くとすぐに11キロのキロポスト。そして、哲学の道の入り口が見えてきます。そう、疏水分線は哲学の道沿いを歩くんです。
このブログで哲学の道が登場するのは、デジタルデトックスチャレンジ以来ですね。あの時に見たあの川が、まさか疏水だったなんて。琵琶湖から流れてきた水だとは全く思っていませんでした。新しい発見です。しばらく疏水は見えていなかったのですが、哲学の道の入り口で疏水とご対面です。
ここからはしばらく哲学の道を散歩します。哲学の道は何度歩いてもいいですね。今回はデジタルデトックスとは違ってスマホがあります。そう、動画だって撮れちゃいます。綺麗な水と、小さい魚。なんという魚なのでしょうか。ChatGPTに聞いてみたらメダカかオイカワだと言っていましたが。
大きい魚や鳥もいます。鯉や鷺、そして12キロです。
哲学の道をずっと北上すると、銀閣寺が見えてきます。まだ行ったことのない銀閣寺。いつか行ってみたいと思っていた銀閣寺。そのいつかは今日かもしれないと一瞬思いましたが、天気も悪いし足も痛い。今日ではないと確信して先に進みます。13キロのキロポストは、哲学の道を越え、銀閣寺への道の少し先にあります。この辺りには鴨の親子も優雅に泳いでいます。
13キロと14キロの間では、白川という川と疏水が交差します。水が混じってしまうのかというと、そんなことはないようで、疏水は白川の下を通っているのです。写真だとうまく説明できなかったので、ぜひご自身の足と目で見にきてください!
どんどん歩いて14キロ、15キロ、16キロとどんどん北上します。
16キロを越えたあたりでは、疏水と高野川が交差します。パンフレットによると、ここも高野川の下を疏水が通っているということでした。上から見ると全くわかりません。
そういえば、疏水分線コースはずっと北上しています。これまでのコースは南に行っていたはず。京都の川は全て北から南に流れています。しかし、疏水は南から北へ流れています。水は高いところから低いところに流れるはずなので、不思議ですね。
パンフレットを読むと、疏水分線のルートを決めるときに、等高線に沿う形にうまくルートを決めたのだとか。そのおかげで、京都に流れる水流で唯一疏水だけが北上しているのですね。
17キロ、18キロとどんどん歩くと、加茂川が見えてきます。この加茂川も疏水は地下を通って交わらないようになっています。中はどうなっているのでしょうね。仕組みはサイフォンなのでしょうか?動力があるのでしょうか?
ぐるっと回って加茂川を越えると、加茂川の下を通ってきた疏水が滝になって流れてきます。滝で遊ばないでくださいという注意書きが印象的でした。このまま紫明通りをどんどん歩いて、19キロのキロポストを越えていきます。
そすいさんぽの疏水分線コースは、堀川通りまでの9.7キロのコースです。琵琶湖から10.3キロ地点から分岐したので、最後のキロポストは20キロ。終わりが近づいてきました。
昨日より歩く距離は短いですが、2日連続、昨日30キロ歩いた後の足には応えます。重い足を引きづりながら、最後のキロポストへ。
と、いうことで、ここで疏水分線コースは終わりです!
最後の方はまた疏水は暗きょに入ってしまって、疏水を見ることは叶いませんでした。パンフレットによると、疏水は堀川通を南へ、トンネルの中を通って流れているようでした。堀川を流れる水や、二条城の堀に流れる水として使われているのでしょうか・・?パンフレットからだとこれ以上のことはわかりませんでした。
そういえば堀川の水も、いつの間にかどこかに消えている気がしますね。最終的に流れ着く先が必要になるはずなので、どこまで流れているのか気になりますね。気になりはするのですが、早く家に帰って休みたかったのでバスに乗って帰路に就きます。
と、いうことで、2日かけてそすいさんぽの全34.8キロを歩いてきました!ずっと歩きたいと思っていたので、無事歩けてよかったです。本当は琵琶湖疏水船に乗って琵琶湖までいきたかったのですが、夏は運行していなかったので乗れなかったのが残念です。また秋になったら船にだけ乗りに行こうかなと思っています。
散歩中は、他のそすいさんぽの人とは出会わなかったと思います。トレッキングをしている人や、公園や道を散歩している人はよく見かけましたが、パンフレットを持ってそすいさんぽをやっているような人は見つけられませんでした。
そすいさんぽの道は、全体的に歩いて楽しい道が多かったと思います。ただ、わかりやすい道とはいえないので、そすいさんぽを全部制覇したい人は、パンフレットを手に入れることがおすすめです。スマホでも見れると思いますが、こういうのはやっぱり紙の見やすさが圧倒的ですね。
そすいさんぽ 全34.8キロを全部歩いてきた。はここまでです!皆さんも歩いてみてください!!このエントリを含めて3つに分かれているので、他の2つもぜひ参考にしてみてください!