ダンの日常2

黒歴史を塗り消すために新しいブログを始めます

バイクの教習 第一段階

こんばんは。ふと、乗れない乗り物があるのが悔しいなって思って、バイクの免許を取りに行くことにしました。

車の免許を持っている人は合計で最短20時間程度の技能教習で免許を取得できます。20時間くらいなら働きながらでも取りに行けるだろうということで、思い立った日に最寄りの自動車教習所に行ってみると

今は2輪は混み合ってて新規の入所者は募集していないんですよね

と言われてしまいました・・・。

 

1ヶ月ほど経った7月にWebページを確認すると、どうやら募集が再開されたようなので、7月末に入所をすることができました。

 

二輪の免許も四輪と同じように第一段階、第二段階に分かれていて、第二段階を終えた後、修了検定があります。それに合格すると免許取得時の技能研修が免除され、すでに四輪免許を持っている僕の場合は申請と適性検査を行うだけで二輪の免許を取得できるようです。

 

第一段階は最短9時間、第二段階は最短8時間の技能教習と1時間の学科教習があります。第二段階の学科教習は、シミュレータによる技能教習とセットになっていて、危険予測のディスカッションを行ったりするらしいです。

 

無事に第一段階を終えたので、バイクに乗った感想や教習の雰囲気を書いていければと思います。

 

一限目

まず最初は、2時間セットの教習でした。一時限目にプロテクターやヘルメットなどの装着方法をおそわり、まずはバイクの引き起こしを教わります。バイクは200キロ近くあるらしく、非常に重いため取り回しが大変です。

引き起こしのコツを教わった後はみんなでやってみようとなり、その日教習を受ける6人ほどの人が順番にバイクを引き起こしていきます。みんな簡単に引き起こしていくので、そんなに重くないのかな?と思いながら僕の番が回ってくると、全くバイクが動きませんでした。

え、こんな重いの?って思って呆然としていると、指導員の人にコツを教えてもらいました。腕だけじゃなくて体を使って起こすらしいです。体全体を使うとなんとか引き起こすことができ、引き起こしについては終えることができました。

その後コース内に入り、バイクの横に立ちます。ブレーキやギア、クラッチと、各種メーターやボタンの動きを教えてもらいます。

ブレーキは右手と右足、クラッチが左手、ギアが左足です。発信するときは右手を回します。それぞれの手足に役割があって難しいですね。

僕はバイクのアクセルは右手を回すことは知っていたのですが、奥の方に回すと進むのかと思っていましたが、実際は手前の方に回すと進むということもここで知りました。

車の免許はマニュアルで取っているのでそれぞれの役割はスッと頭に入ってきました。

 

その後はいよいよ乗るのか・・!?と思いましたが、次はスタンドの使い方です。

バイクにはスタンドが2つついていて、センタースタンドとサイドスタンドがあるんですね。センタースタンドはメンテナンスの時に使ったりするようです。それぞれのスタンドを使えるようになったら、いよいよ乗車します。

まずはアクセルを使わず、半クラの感覚を掴む練習から入りました。クラッチを少しずつ繋いで、少し進んだらすぐクラッチを握ってブレーキで止まる。これを繰り返します。

その後は、いよいよ進みます。クラッチを繋いでそのまま周回コースを回ってみようと言われたのでその通りにします。

発進はうまくいったのですが、ここで曲がり方を教えてもらってないことに気づきました。でもカーブはどんどん近づいてきます。なんとかなるか?と思って自転車の感じで曲がってみると、曲がることができました。

そのまま一周して止まる、再度発進する、を繰り返して、慣れてきたところで一時限目は終了です。

終了した後はエンジンを切る前にギアをニュートラルにするのですが、この操作がめっちゃ難しくて時間がかかってしまいました。

二時限目

少し休憩してから2時限目です。先程やったことに加えて、いよいよギアの操作を行います。

長めの直線で、セカンドギアまで使っていく練習をします。クラッチを切った後左足をペダルの下に入れ、ペダルを蹴り上げます。その後クラッチを繋いでシフトアップをしていきます。

アクセルを使ってスピードを上げたり、カーブの前では速度を落とす練習を繰り返します。1周ごとに停止します。

発進→シフトアップ→加速や減速をしながら一周→ブレーキで速度を落とす→止まる直前にギアをローに→停止する

この繰り返しを何度も行いました。一時限目ではアクセルは使っていませんでしたが、二時限目からはどんどん使っていきます。発進時もアクセルを使って正しい(?)発進を行うようになりました。

何度か周回し、二時限目は終わりです。

三時限目

三時限目は、二時限目でやった加速や減速の練習を続けます。また、左折と右折もやっていきます。

曲がる時に小回りを効かせるのが難しいですね。重いので倒れてしまいそうになってしまうのがとても不安になります。

この頃には断続クラッチも教わり、クラッチを使って低い速度を維持する方法も学びました。

四時限目

これまでの練習に加えて、課題というものをやっていきます。バイクの修了検定では課題がいくつかあるらしく、まずはクランクと一本橋と呼ばれる2つの課題の導入をしてもらいました。

クランクは四輪にもありますね。細い道で90度の曲がり角を2回連続で超えていきます。

まずは両足をつきながら、クランクを通っていきます。次からはできるだけ足をつかないように通っていきます。

クランクに入る前にスピードを落として、断続クラッチを使いながら低速を維持してクラッチを抜けます。何度か繰り返すと、成功確率50%くらいでは超えられるようになりました。

次は一本橋です。幅30センチ、15メートルの平均台を7秒以上の時間をかけて超えていく課題です。

一本橋に入る前には一度停止することが必要で、発進してすぐ安定した走行ができなければいけません。

まずは一時停止せずに一本橋を渡ってみるのですが、途中で落ちてしまいました。

その後、一時停止してやってみましたが、こちらも渡りきれずに落ちてしまいます。

と、一本橋に苦戦しているところで教習の時間が終わりました。

五時限目

本格的に課題の練習をやっていきます。第一段階でやる課題は、8の字、クランク、スラローム、一本橋の4つがあることを教わり、それぞれを練習していきます。

まずは一本橋とスラロームです。前の時限で一本橋は苦手意識があって、この時間でもそれは克服できませんでした。バイクのバランスは傾けて保つものだと思っていたのですが、一本橋ではハンドルを細かく動かすんだよ、と教えてもらい、コツを掴みかけたかも、という段階で一本橋の練習は終わってしまいました。

スラロームは5本のコーンを避けながらジグザグに進む課題です。最初はローギアで、次はセカンドギアで、それもできたら傾けて、起き上がる時にアクセルを回す、みたいな感じで段階を踏んでやっていきました。スラロームは楽しいですね。

8の字とクランクは、それぞれカーブと直角の道を通る感じです。入る直前に速度を落とし、8の字はそのままクラッチを繋ぎながらスーッと抜ける、クランクはカーブで曲がった時にクラッチを繋いでバランスを保つ、みたいなことをやっていました。どちらも結構スムーズにできていたと思います。

帰り道の自転車ではスラロームの動きをやってしまいました。後自転車のギアを変えるときに間違って左ブレーキを思いっきり握ってしまって急に止まってびっくりしました。

六時限目

六時限目はシミュレータでの教習です。シミュレータによる走行と、急制動の練習を行いました。シミュレータは全然感覚が違いますね。ゲームみたいです。

七時限目

この日はAT教習です。ATはギアチェンジの必要はないけど重くてでかいです。アクセルを回すと微妙に遅れてくる感覚もあって運転のしにくさがありました。MTの場合は発進時など、クラッチの操作のフィードバックがすぐ感じられるのですが、ATの場合はレスポンスが少し遅いです。そして重いので、低速の時の扱いが難しい。でも速度がある程度出ている時は楽ですね、

八時限目

シミュレータとAT教習だったので、久しぶりのMTの実車です。クラッチの感覚とか覚えてるかな、と思ったけどすんなり発進できました。この日は課題の復習から入りました。前回苦手意識を持っていた一本橋も、無事に毎回渡り切れるようになりました。

この日は坂道発進の練習もしました。四輪教習ではサイドブレーキを使ったりした記憶があるのですが、バイクはリアブレーキを使えばいいだけなので簡単ですね。坂道発進のコツは忍耐力だと思います。焦って動かさないこと。

九時限目

みきわめと呼ばれる、第二段階に進んで良いかの判定を受けるみたいです。まずは一本橋とスラロームをぐるぐる回り、それが良いとなったら八の字とクランクをぐるぐる回ります。

特にテストみたいなことはなく、アドバイスをもらいつつ1時間ずっとぐるぐるしている感じでした。一度クランクで足をついてしまったので、これは再履修か・・?と怯えていました。

終わった後、みきわめの結果を聞かされました。その日教習を受けていた人はみんな合格で、第二段階に進めることになりました。

 

第一段階を終えて

バイクという乗り物がどうやって動いてるのか、全く知らない状態から教習を半月ちょっと通って第一段階を終えました。四輪とは違って第一段階で仮免試験のようなものはなく、第二段階もずっと教習所内で行うようです。

普段10キロくらいのクロスバイクに乗っているので、200キロのバイクは無限の重さを感じます。重い!早い!怖い!といった感じですね。でもスラロームは楽しいです。

免許を取れるまで、まだ第二段階もあるので気を抜かずに頑張っていこうと思います!