京都に引っ越してきてもうすぐ2年が経ちます。僕は目的もなくいろんな道を歩くのが好きなので、よく散歩をしています。
そんな散歩の中で見つけた交差点がこちらです。
この交差点はすごいんです。どうすごいかを説明するためには京都の地理の知識が必要です。
京都は碁盤の目になっていることは有名だと思います。縦横の道それぞれに名前がついていて、交差点には2つの交差する道を並べた名前がついています。
三条通りと堀川通りの交差点は堀川三条
御池通りと堀川通りの交差点は堀川御池
といった感じに名前がついています。
この写真を見ると、三条御池という名前がついています。
でもこれ、京都の道を知ってる人なら、何かおかしいと気づきます。
三条通りも御池通りも、どちらも横方向に通っている道なんです。
碁盤の目で平行な線は決して交わることはないですよね。この交差点は本来平行であるはずの2つの線が交わる特異点なんです。
非ユークリッド幾何学なのか、事象の地平面なのか。はたまた人類がまだ見ぬ何かなのか。
とにかく、本来交わらない2つの道路が交差する点、それがこの三条御池なんです。
初めて見つけた時、なんで??って思って思わず地図を見てしまいました。
皆さんは好きな交差点はありますか?