社会人になって東京に来た時に、まず買ったのがクロスバイクです。大学の教授が自転車好きだったことや、満員電車が怖すぎて自転車移動をメインの移動手段にしようと思っていたり、新卒で入社する会社にも駐輪場があると聞いていたので、色々便利だろうということで買いました。
それまではママチャリしか乗っていなかったので、クロスバイクに初めて乗った時は感動しました。これは全く別の乗り物です。倍は余裕で進める。そこからずっとクロスバイクに乗っています。
そこから通勤や移動では自転車を使うことが多くなり、たまには遠くに行くこともやるようになりました。東京でお気に入りだった自転車のルートは、荒川の河川敷です。ひたすら道が続くので、いきたいところまで行けるのと、河口にある葛西臨海公園も好きでした。
自転車に快適に乗るにはメンテナンスが必要です。ただ、僕はこういうメンテナンスが異常に苦手なので、いつも後回しにしてしまう。庭があるならまだいいですが、賃貸暮らしの僕にはそんな場所はない。自転車のメンテナンスをしようとするときは、ベランダまで頑張って自転車を持って行って、バケツに水をくみ、狭い場所で頑張ってなんとかするという感じです。
夏の間は自転車で遠くに行く気も起きなくて、どんどん漕ぎにくくなっていることを自覚しながらもまだなんとかなると誤魔化して乗り続けていました。最近は涼しくなってきたので、そろそろ自転車でどこかに行こうかなと思い立ち、自転車を洗うことに決めました。
めちゃくちゃめんどくさいのですが、洗った後は快適さが段違い。ペダルの重さは半分になり、ギアチェンジにかかる時間は倍速。ママチャリからクロスバイクに乗り換えるほどの感動がそこにはあります。
その勢いで軽くサイクリングでもしようと思い、僕がよく行くサイクリングロードに向かうことにします。五条通から桂川沿いのサイクリングロードに入っていくのがいつものルートなのですが、自転車が快適すぎて、いつの間にか五条通を超えていました。感覚的にはまだ四条通の手前だったのに。行き過ぎてしまったので、少し戻ってサイクリングロードへ。
特に目的もなく自転車に乗りたいときは、さくらであい館まで行くことが多いです。ここは、桂川と宇治川と木津川が合流し、淀川として大阪湾まで流れていく場所です。

久々にきたら、みたことのない看板があることに気づきました。

どうやらこのまま淀川沿いを通り、万博会場の夢洲まで続いている様子。すごい。行きたい。けど微妙に遠くて気軽に行ける距離じゃないなぁ・・・。淀川沿いは自転車で行ったことはあるのですが、自転車を押して通らなきゃいけないゲートが大量にあって、あまり体験がよくなかったのですよね。だからここ最近は、これ以上遠くに行くとしても、逆側の木津川の方をいくことが多かったです。こちらは京奈和自転車道として、嵐山から和歌山港まで続いているらしい。僕は奈良の入り口までしか行ったことがないですが、いつか和歌山港まで行ってみたいものです。
今日は時間も遅いのでこのまま折り返して帰ります。季節的にも、機械的にも快適になった自転車で次はどこに行こうかなぁ