ダンの日常2

黒歴史を塗り消すために新しいブログを始めます

屋久島に行ってきました 〜縄文杉までの道〜

少し前になりますが屋久島に行っていました。

屋久島は鹿児島県の少し南にある島で、世界自然遺産として有名な島です。縄文杉がある島として有名です。僕は行くことになるまで全く知りませんでしたけど。

7月6日の朝5時40分の飛行機で羽田から鹿児島へ向かい、鹿児島空港からバスで鹿児島港に向かい、2時間半ほど船に揺られ屋久島についたのは13時過ぎでした。

たどり着くまでに8時間かかる島。過酷すぎますね。

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この船に乗って行きました。

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こんなルートを通って屋久島まで行きます。なんか途中で陸を突っ切ってますが位置情報が変になってるだけですね。

このちょうど陸を突っ切ってる部分、湾の部分を抜けた瞬間ジェットコースターかな?って思うくらい揺れてとてもびっくりしました。それまでは普通のフェリーって感じだったのですが、いきなり変わりました。この変化は感動すら覚えるのでぜひ体験して頂きたいです。ただ帰りは常時穏やかだったので、揺れるかどうかは運によるみたいです。

屋久島はトビウオがよく捕れるようで、トビウオのひつまぶしを食べました。

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さて、ご飯も食べ、この日は次の屋久杉に向けて休む予定だったのですが、ここで問題が発生しました。

まさかの停電です。

この日屋久島では変電所でなにか問題があったらしく、2時間くらい停電しました。こんなに長い間停電を経験したのは初めてでした。君の名は。で流れていたような防災放送らしき放送も流れました。「こちらは、糸守町役場です〜〜」みたいなやつです。停電してから1時間ちょうどで流れたので、1時間以上の停電は報告義務があるのかな〜などと想像していました。

停電も無事解消され、次の日の縄文杉までの道に備えてその日は就寝しました。

 

〜2日目 縄文杉までの道〜

さて、2日目、今日は縄文杉を見に行く日ですね。なんと起床時間は4時です。

皆さんは縄文杉がどこにあるかご存知でしょうか。

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この縄文杉と書かれた所に縄文杉があります。もう一つピンをおいている荒川登山口、ここまでバスで行くことができます。

そう、縄文杉は登山した先にあるのです。僕は調べるまで知りませんでした。

世界遺産の杉なんてバスツアーで余裕でしょ?かるーく行って、見て、終わりでしょ?縄文杉へ行く情報を調べるまでこんな感じで思っていました。

縄文杉へ行くには11キロ歩かなくてはいけないそうです。しかも登山。調べた情報では登山靴が必須。屋久島は月に35日雨が降るから雨具も必須。もちろん登山をする前にトレーニングをすることも必須。

この情報を知る前に縄文杉へ行くと決めていた僕たちですが、こんなことを言われただけで諦めるわけがありません。「初心者でもいける」「初めてでも大丈夫」とのネット上の情報を信じ、最低限の装備を準備し縄文杉へ向かうことを東京出発前に決めていました。登山靴と雨具、そして足りないものはレンタル品で。前日にレンタルは済ませてあります。

僕は7000円くらいのトレッキングシューズとモンベルゴアテックス雨具を買って縄文杉へ臨みました。

そろそろ現実の世界へ戻りましょう。4時に起きたあと、レンタカーを走らせ5時半くらいにバス乗り場に到着。バス乗り場から先程地図にあった荒川登山口までは30分ほどバスに揺られて到着です。

2日連続早起きの日々が続いて疲れていますが、縄文杉を見るためには必要な犠牲です。ちょうどこの日は大雨の予報でしたが幸い登山が禁止されるほどの雨は降らず、たくさんの人で賑わっていました。

そろそろ登山を開始しましょう。

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最初はこのようなトロッコが通っていた道をひたすらと歩いていきます。

全11キロ中8キロがこの道らしいです。

ただゆるい上り坂を歩いていくだけなので楽ですね。

 

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 この道、すごいんですよ。どこをどう写真に撮っても絵になります。

 

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僕みたいな写真初心者が適当に撮った写真でもそれっぽく見えます。

 

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まるでどこか知らない世界へきたような。そんな気持ちになりながら2時間半ほど歩きます。

 

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こんな水場もたくさんあります。晴れていたらここで遊ぶと疲れも取れてとても良さそうですね。とてもきれいな水が流れています。僕はこの水を飲みました。この夜にとても喉が痛くなって1週間ほど治らなかったのですが、この水を飲んだこととの因果関係は不明です。

 

8キロのトロッコ道はこんな感じで進んでいきます。え、縄文杉余裕じゃん?そんな気持ちが芽生えつつありますが、この先でその幻想は打ち砕かれました。

ロッコ道を超えると普通の登山。なんだったら普通より辛いと思われる登山が待っていたのです。

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階段があればまだいい方。階段すらない道、ロッククライミングかな?と思う道、急激に高くなる階段、滑る道、なぜか川を石飛びして渡ることことになったり蔦につかまりながら1メートルほどの段差を超えたり。

そう、写真がないのです。あまりにも厳しい道が続きすぎて。手を使わなきゃ超えられない道が続きすぎて。写真を撮る余裕が全くありませんでした。

写真がないと伝わらないよ!と思うかもしれませんが、僕もそう思います。どれくらい厳しいかは行ってみればわかりますが、軽い気持ちで行くことはおすすめできないと思いました。思ってた30倍くらいは本気で辛かったです。盛っていません。

僕は地元の樽前山くらいしか登山したことがないのですが、圧倒的にそれより辛かったです。富士山に登ったことがある友達も富士山より辛いと言っていました。

まぁそれでも普段運動していないエンジニア5人組が無事に帰ってこれるくらいではあるので、とりあえず行ってみるのはアリだと思います。ただもし僕がもう一度行くことになったら体力作りをしてから行きます。一緒に行った人たちはもう二度と行かないと言っていました。縄文杉に行きたいといった人は縄文杉に行きたいなんて言って本当にごめんと謝っていました。

 

そんなこんなで縄文杉につくのですが、肝心の縄文杉は触れることができるわけでもなく展望台のようなところが用意されていてそこから見る、写真を撮るといった感じでした。ドコモなら縄文杉の周りでは電波があるので写真を撮ったあとすぐインスタにアップすることができます。

縄文杉までたどり着くまでに夫婦杉や大王杉、ウィルソン株などいろんな杉を見ることができ、看板で説明を見ることができます。

ハート型で有名なウィルソン株ですが、実際はある一点から撮った場合でしかハート型に見えず、騙されたと感じました。こういうのも行ってみないとわからない、面白いところですね。

 

さて、行きがあれば帰りもあります。同じだけの道を帰らなくてはいけません。絶望です。縄文杉についたくらいから雨が強くなってきたので、長居はせずに帰ることにしました。

雨が強くなり、靴に水が入ってきて、足は疲れるし、川は道に流れてるし、というかトロッコ道が川になってません??

みたいな所がたくさんあったのですが、無事に帰ってこれました。詳細は省略します。

どれくらい雨が強かったかは川の写真を見てもらうのがわかりやすいと思います。

先程貼った写真を見てみましょう。行きの川はこんな感じでした。

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帰りはこれです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Before After
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濁流かな??

 

この川に流れる小川も濁流になっているのですが、手すりがないその川を渡る橋みたいなところで足を滑らせて死ぬかと思いました。

 

 

おわり